携帯小説の問題点とファンの求めているもの

携帯の恋愛小説には内容が過激なものが少なくないという指摘があります。レイプ、薬、乱交、妊娠、野外でのセックスや暴力が出てきます。これに同調していって、モラルの欠如や若者の人格形成に悪い影響を及ぼすという指摘もあります。

また、作品は読者に問題を提起して考えを深めていくというよりもただ単に受けを狙った稚拙な作品も多いといわれています。妊娠、中絶、流産、強姦で傷つくのは女性です。簡単に立ち直れるものではありません。人間の尊厳にかかかわる問題です。自分の尊厳を大切にしてください。

そんな中で、女の子の相談に乗っているケータイ作家もいます。

小中高の女の子から自殺を考えたという相談を受けることも多いそうです。そのときにファンは同じ目線の人を求めているといいます。

少し年上の先輩としてその問題を同じ目線で真剣に考えて、自分の体験を携帯小説にします。そしてそれが共感を呼んだり、立ち直るきっかけを与えたりしている携帯小説もあります。

携帯小説サイト

携帯小説の老舗といえば魔法iらんどです。健全経営方針を採り、最も儲かるピンク系や消費者金融などの広告にも手を出さなかったといいます。魔法iらんどには魔法の図書館という携帯小説の総合サイトがあります。携帯小説大賞の受賞作品から、無名作品までケータイ小説の幅広いジャンルが揃っています。

人気のテディベアや新垣結衣が主演で映画化され、アクセス数1200万件を超えた恋空天使がくれたものなどの携帯恋愛小説も沢山あります。

携帯小説の特徴は双方向性です。読んだ感想を読者から送信されると、作者はその反響を読んでストーリの展開に反映させていくことができる。そのため、書き手の読み手の共感が生まれ、それが中高生を中心とした若者に人気の理由と言われています。

フォレストページでは関ジャニー学園kat−tunの恋愛ドリーム小説を読むことができます。ドリーム(夢)小説は、小説の中での主人公が「自分」という設定で登録した名前が小説に反映されて物語が進んでいくというサイトです。 しかしこれは勝手に、物語の主人公にされたり、画像や名前を物語に使われたりと、肖像権、著作権そして名誉毀損の法的な問題やモラルの問題が指摘されています。

携帯小説家が乗り越えるもの

携帯小説を魔法のiらんどのようなレンタルスペースを利用して物語を発表すると、多くの読者に励まされたり声援を送られたりしてアクセス数が増えてきます。ファンが多く集まり、ランキングで人気が上昇してくると今度は誹謗や中傷の書き込みがサイトの掲示板に増えてくることもめずらしくない。

あるケータイ人気作家は、登場人物は実在する実話の小説を投稿していたが、『文章力がない』『矛盾がある』『実話じゃないんだろう』とかいうものに始まり、登場人物に対する批判や非難が多数書き込まれるようになりました。

このような誹謗中傷がいやになって、投稿を一度は中止してみたものの、多くの読者から再開要望が出てきました。この時に自分の心の中で整理し、誹謗中傷に対しては真っ向から取り組むことにしたそうです。

その結果、単なるいたずらと真剣な意見の違いがわかるようになり、対応の仕方もわかってきて今では誹謗中傷の類はなくなったそうです。

発言のモラルの低さや言葉の暴力、嫉妬、やっかみ、怒り、感情に支配されることは、乗り越えなければ続けられないでしょう。

携帯小説 が読まれている訳(わけ)

友達や仲間からの教えられたり、寂しいときや暇なときにケータイのサイトをいろいろ見たりしているうちに携帯小説に目が留まりつい読みふけってしまった、というのがきっかけではまっていくのでは。

ケータイのメールの延長のような慣れている文体なので読みやすいということもあるのだろう。

携帯の画面に表示できるのは100字程度なのでケータイには独特の文章のリズムがあるようだ。ケータイで小説を書いている「また会いたくて」が10万部のヒットとなったSINKAはインタビューでこう答えている。

「携帯で書く文章と(パソコンのそれと)はリズム感などが違う。読者はそれがすぐに分かるようで指摘がくる。それから、思い出しながら書くので、その場所に行って書くことが多い。そうなるとやはり携帯ということになる」

なんか「奥の細道」の松尾芭蕉が現代に生きていたら答えていたかもしれないような興味深いコメントですね。

ケータイ小説の持つ独特の文章のリズム感や文体が読者とともに新しい活字文化を創っていくのだろうか。どんな風に変化していくのか静観するとしましょう。

携帯小説って

携帯電話のサイトで書かれる小説全般のことです。
携帯小説は、携帯小説サイトに自分の作った小説を載せるというものです。

ケータイ小説を読んだり、自分の作品を投稿できるサイトとしては「魔法のiらんど」が有名です。

書き手と読み手の距離が近いことが特徴で、「共感できる」などの理由から、10代から20代の女性を中心に支持を集めている。

書き手の年齢の大半が10代や20代前半の素人なので「同じ目線で」書かれているということで同年代の読者から共感を呼び、人気を集めています。

最初期のケータイ小説としてはYoshiの『Deep Love』がよく知られている。

2006年ごろから、ケータイ小説を書籍化にすることが盛んになり、数十万部も売れているものもあるという。


携帯で気軽に見れるのがこれの良いところだそうです。ホラーやオカルト、推理小説、ファンタジーなどのジャンルがあるが、人気の小説の内容は恋愛ものが大半で、ほとんどが20歳前後の若者が書いているのが人気です。人気のあるものは本になり、書店で売られています。去年の小説売上げベスト10にも携帯小説が入って、書店で本が積まれて売れている。

実際、携帯小説家なるものが出ています。携帯で印税生活ですか。すごいですね。これからも続々と出てくるのでしょうか。